表札のサイズ確認(集合住宅編)

水集合住宅のほとんどで表札を取り付ける為のユニットが使用されています。ユニットに収まるようにする為、表札を注文する前にサイズを確認しておきましょう。
また、新しいマンションなどではユニットにあらかじめプレートがはいっています。そのプレートが表札のサイズとなりますので、プレートのサイズを測り、あとは表札の上下左右の隠れる寸法を測りましょう。
マンションタイプの場合、0.5mmのサイズ違いで、ユニットにうまく収まらない事も多いので目分量などで適当に測ってオーダーすると、せっかくの表札が無駄になりかねませんので、きっちりと図ることをお勧めします。

以下より、ユニットのタイプ別に表札のサイズを測る方法を紹介していきます。



挿し込み式(スライド式)

挿し込み式(スライド式)は、2タイプあり、左右が隠れているものと、左右が隠れていないものがあります。

●左右が隠れているもの


●左右が隠れていないもの



左右が隠れていないものはユニットの横幅がそのまま表札の横幅となりますが、隠れている方は正面から見えている枠より大きくなります。
下図の赤い点線が表札の実寸となります。



まず、正面から見えている枠の横幅と側面から見えている穴の高さを測ります。
隠れているものは 横幅 + 1mm~2mm
どちらのタイプも 高さ - 1mm
が、表札の実寸となります。高さを-1mmとしたのは枠と同寸で制作するとキツキツになるのを回避する為です。


次に、厚紙などで先程測った実寸サイズを作り、ユニットに挿し込みます。
この時にきっちりとユニットに挿し込めているか、枠に収まっているかなど確認してみましょう。


厚紙を挿し込んだ状態で枠の外から枠の上、下に沿って線を引きます。
この時、ユニットに対して垂直にペンを立てて引きましょう。
シャーペンの芯を少し長めに出して、軽く線を引いてあげると簡単です。


線を引いたら厚紙を取り出します。
線の内側が見えている寸法となり、線の外側が隠れている寸法です。
左右が隠れるタイプの場合、隠れる寸法は、
(紙の幅)-(枠の幅) ÷ 2
となります。


最後に厚みですが、大抵は0.8mm~1mmとなっています。注文する所に0.8mmがあれば0.8mmで問題ないと思います。

ですが、稀にものすごく薄くないと入らないユニットもあります。
0.5mmでギリギリ入るというものもあったり、紙のような薄さしか入らないものもあります。
ユニットは、ほとんどの場合が少し高い位置にあるので、厚みを測るのは脚立などが必要になるので難しいですが、厚紙を利用したりして確認しましょう。




落とし込み式

落とし込み式の場合は正面から見えている枠から表札を入れます。


表札のサイズは枠よりも上下が大きく、左右が少し小さくなります。


幅は見えている枠の幅から-0.5mm小さくします。
丁度だとはまらない場合があります。
注文時は0.5mm小さく測っている事を伝えると業者さんも分かりやすいです。


上下の寸法ですが、まず下の溝を測ります。
下図のように紙を下の溝に水平になるように下まで挿し込みます。
挿し込んだままペンで枠の下から水平に線を引きます。
この時、ペンはユニットに対して垂直になるようにしましょう。
シャーペンの芯を少し長く出して軽く線を引いてあげると簡単です。


紙に引いた線のから下が下の溝の寸法です。


表札のサイズは
下の溝の高さ + みえている枠の高さ + 上の隠れている高さ(引っ掛ける為の高さ)
となります。
上の隠れている寸法は1mmで大丈夫だと思います。


サイズが測れたら、厚紙などで同じサイズを作ってみてユニットに入れてみましょう。
落とし込み式の表札の入れ方は下図のようになります。


最後に厚みですが、大抵ぼ場合は0.8mm~1mmで問題なく入ると思います。異様なくらいにスカスカな様でしたらもう少し厚みを上げても大丈夫だと思います。
ですが、稀にものすごく薄いものでないと入らないユニットがあります。
0.5mmでギリギリ入るというものであったり、紙のような薄さしか入らないものもあります。
厚みを測るのは脚立などが必要になるかもしれないので難しいかもしれませんが、厚紙を利用したりして確認するようにしましょう。



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